2013/06/30

ROLFINGと整骨院と痛み



一時帰国しました!!日本は想像以上に涼しいですね


これからの三ヶ月は開業に向けた準備とROLFINGというものの探求です


昨日帰国して、今日の朝少しストレッチをしていたら


痛っ・・・背中を痛めてしまいました・・・


痛みは自分の身体を使って実験できるいい機会なので


僕は基本的に色々こうかな?ああかな?とかしながらどうやったら痛みが増えて


どうやったら痛みが減るかなどチェックします(とっても勉強になります)


さて、僕はROLFINGを20回は受けている身体でありますがたまに痛みがでます


よく「ROLFING受けたのに痛くなるんや~」というような事を言われたりします


それは世の中にはこれをすれば絶対痛みが出ない!とかそんな治療はありません


痛みとはその人の構造的、動作的、心理的要素における人生経験全てが


凝縮され初めて認知されるものです


さらに、それは脳が感じるとても曖昧なものです


人間の脳は膨大な数の情報を同時に処理しなければなりません


その無意識下で脳に到達する多くの情報は捨てられるのです


なので人が感じる事や普段知覚していることはほんのわずかな事から


拾ってきた情報であると言えます


実際、どこが痛いですか?と聞くと’ん~この辺’と応える方がほとんどです


施術者が痛みを追いかけるあまり迷宮に迷うことも多いのが事実です


ROLFINGというものは基本的に痛みに対するアプローチではなく


包括的、構造的に身体を診るワークです


逆に整骨院での仕事は痛みに対するワークが


ほとんどです


しかし、ROLFINGで学んだ事は柔道整復師としても(痛みをとる)十分に


機能するワークであるように思います


なぜならROLFINGがもたらす一番のクライアントへのメリット


それは知覚だからです


自分の身体を以前とは違った形で認識する事、これは大きな特徴です


クライアントと二人三脚で進めるROLFINGは回数を重ねるごとに


自分という物の知覚が明らかになります、少し解りにくいので


例えば「立つ」ということ、普段は足のどの位置に体重がかかっているか


考えませんよね?え~こんなに踵に体重乗ってるんやぁ~とか


こんなに前側に体重かけて立っていいの~など自分に対する知覚が必ず


目覚めます!!これがROLFINGのおもしろさです


そして一度身体がその感覚を知ると、いままでにない自分のオプションが出来ます


そう重力下での身体の使い方の選択肢が増えるのです


一言に姿勢がいいとか痛みがないことをROlFINGが目指しているのではありません


こうでなければならないというような固まった考えはそこにはありません


多くの自分の身体についての選択肢を持つことへの気づき


そして自分でそれを選択していくことこそ自分への最高の気づきです


それを理解した上で向き合う痛みは今までとは一味違うものだと


確信しています





2013/06/22

Last week (2)

こんにちは 


続きです


左足を出すというところまでいったと思います


この時まだ重心は真ん中やや後ろ(右足)です


左足を出した直後から同時に右足が地面から力を貰い


回転動作(内側へ)が始まります足、膝、股関節と右側をmovementが


上がって来ますその連動が背骨に伝わり左の脇腹から左上背部が連動し


回転します


ここまで回転したら自ずと右腕は前方に引っ張られながら回転してきます


後は流れに身を任せるだけ



ここで二つ目の疑問です



movementは左の股関節を通らないのか?ということ


僕の解釈ではここで言及した右側からの連動は背骨に繋がりそのまま上へですので


左の股関節は完全に骨盤を水平に保つサポートの役割です


多くの指導者は左の股関節を挟む様に締めつけて投げなさいと言います


(お前らOOOを挟む様に投げろ!!とか言われました)


これは身体の機能的には理にかなっていないと考えられます


なぜなら左の股関節を占める=左の重心が下がる(骨盤が


水平でいられない)イメージが湧くだからです


これはやれば解ります、より股関節を曲げた方が股関節を締めるイメージが湧きます


僕も選手時代この練習かなりやりました・・・


骨盤が安定しない=コントロールが悪いに繋がるのは簡単に想像できますね


さらに重心が下がるのは背の低いQBにとっては大問題です


また野球を例に、より深い股関節の屈曲はより強い上下移動を伴います


QBにおいては上下と回転でいえば回転運動に焦点を当てるべきです


なぜなら時間がないからです、その場で一歩も動かず投げる事もあるからです


この理論はROLFINGを学んでいて自分の経験とフィードバックさせたものです


信じれなければやってみてください全国のQBの皆さん


ランニングスローも全く同じ基本的に左足は骨盤を水平に保つためのサポートなので


地面についていなくても骨盤を水平に保つイメージです(もっと複雑に言えば


空間にサポートを求めるのです)


後は弓を放つ時だけ力を入れる感じで投げます


スパイラルは初めはかからないかもしれません、それは細かな手の知覚が關係している


からです、この方法で練習していれば必ずボールは安定しミスが減ります


ここで再度確認は「背骨のスペースを常に確保するように体幹を教育する」ことが


投げるという動作で一番は初めにするトレーニングだということです


背骨のスペースが生まれる事は腕の脱力を招きます、さすれば腕は勝手に


しなってきます


もう少し解りやすく書きたいのですが今自分でも整理しながら確認しており


日本に帰ったらボールを使って自分でやってみます


自分は下手くそでしたが、今元チームに外人QBが居るみたいです


QBが上手くなることが日本のフットボールが盛り上がる為の要素だと信じています


僕も将来何かの形でフットボールに貢献したいです


また新しい発見があれば更新します


では全国のQBの皆さん練習頑張って下さい


PS 今僕は勝手にこのブログが全国のQBの皆さんに見られていると仮定しています






2013/06/21

Last week

こんにちは


バリでの滞在も来週で最後です


これから日本に帰って三ヶ月ROLFERの卵として修行に励みます


この間少しお話させていただいていた


投げる(特にQB)という動作に関して自分の


経験と今の知識を元に少し書いておこうと思います


(全て右利きの場合です、僕は右ですので)


まず絶対に必要なのは体幹の強さです


この強さの意味はギュっと踏ん張っておける強さのことではなく


適切な背骨の長さを維持したまま活動することの出来る事が体幹の強さです


四肢は柔らかくそして芯は強い、まさにこれが投げる動作を作る基本


最近よく言われる、体幹トレーニングも適切に出来る人は少ないと思います


自分の周りの空間に伸びるイメージを持って


トレーニングしてる人あんまりいなかった


少なくても、僕の今までのフィジカルコーチはそれを言及したことはありません


この体幹に本当の軸が通れば様々な動きのパターンがより高次元で行えます


投げるに話を戻しますが


まず投げようと頭が考えます


無意識下で右足に重心が移動します


次に左足が出ます、ここで一つ目の問題が発生します


どれぐらいの歩幅だすのが理想か?答えは


股関節の連動が最も起こるポジションです


これは人によって大小あると思いますが、あまりに広い歩幅はタブーです


なぜならアメフトのQBというのは様々な状況の中でもより安定したボールを


提供できる能力が求められ、さらに野球などとは違い


タイミングが命だからです


でもQBは自分のタイミングが崩れやすい要素の中に常にいます


自分を周りの状況に合わせ変化させつつ、自分の形を失わない


これは簡単なことではありません


よって「小さな歩幅で力強い正確な球が投げれる」 ことが必要です


戻って、少し左足を出します


ここで一つのイメージを、「ボールを投げるイメージ」を「弓を放つイメージ」と重ねます


左足が柄を持つ左手のイメージ、ボールは弓です


ここまでで勘のいい人はイメージ出来てると思いますが


かなりイメージしにくいですよね・・・


今日はここまでにしてまた次回書きます


中途半端ですいません



2013/06/16

Cycling

こんにちは


バリでのUNIT2も残すところ後2週間を切りました


今週末はどうこのトレーニングを終えるかという課題のために


今までの過程を振り返りながら、過ごしていました


それはさておき今日は早朝からキンタマーニへサイクリングへ行ってきました


キンタマーニという地名にはあえて触れませんが・・・


バリは水田がとても綺麗なのですが景色最高でした!!写真が物としてないので


お見せできず申し訳ないですが


このサイクリング地元の人が35人ぐらいで行ってみたら外人は僕だけでした


唯一日本語が話せるボンさんに聞いたら


ビジネススクールの集まりで出来た会で今回はサイクリングやったらしい


僕はボンさんからサイクリング行かない?って誘われただけで


何も聞いてなかったから少しびっくりした


でもやっぱり現地の人達と触れ合うのは楽しかったなぁ


バリの言語はインドネシア語とバリ語があり


バリ語というのは昔の身分階級によって言語の使い方


が決まっていて未だに自由ではないみたい


だからもし公共的に話す目的で学ぶなら


インドネシア語がベターらしい


ちなみに僕は全くわかりません「ありがとう」とか「おはよう」程度です


また写真が出来たら送ってもらってUPするようにします



2013/06/14

アメフトスパイラルのかけ方

こんばんは


プレゼン大成功でした。自分の伝えたいことをシンプルに視覚化しながら


伝えられたと思います


日本にいる時は、アメリカンフットボールを高校生の頃から続けていました


幼い頃から野球やサッカーが大好きで、ほぼ週末は練習や試合の日々でした


高校に進学して野球部を見学した時、「レベルが高すぎる、野球やめよう」


瞬時にそう思いました


僕はまだ30数年足らずですが、常に人生で大きな決断だったなぁ~


と後になって思う事柄には常に即決・・・


原因不明ですが、辞めると思った次の日にはラグビー部へ仮入部していました


その次の日にアメフト部へ・・・


かっこいい!なんだこの背筋かぶるるようなかっこよさ!!純粋に憧れを持ちました


そして入部


野球をやっていた経験もありポジションはQBでした


ご存知の通りアメフトは前に投げる競技です


でもボールの形は楕円形


上手く投げれないと風の抵抗を大いに受けて全然飛ばない


僕は三年たっても上手くスパイラルがかけれませんでした


しかし、高3の夏、偶然龍谷大学のトライアウトを受けたら受かったのです


そしてありがたいことに大学で素晴らしい指導者と先輩に出会い


ボールにスパイラルかけれるようになったのです!!


それどころか社会人まで続ける事が出来ました(本当にありがたい)


ここでスパイラルがかけられないで悩んでいるだろう高校生諸君にアドバイス


子供の頃からチェスナットリーグ(子供のアメフトリーグ)にいてスパイラルかけれる人


からスパイラルのかけ方を学ぶのは


ネイティブから英語を学ぶようなものです


僕は多方4年スパイラル地獄にいましたのでいくらかはアドバイス出来るかと思います


「それは心から信頼出来るコーチの言うことを聞いて、自分なりに改良して繰り返す」


これしかないです


まずは信頼出来るコーチが必要です


なぜなら自分が解る自分の範囲は限られています


コーチングを受けないで一流になったスポーツ選手はいないと思います


でもコーチも多種多様です


あなたが「この人は間違いなくいいコーチだ」と思う人からコーチング


してもらって下さい。(何をもっていいコーチかはあなた次第です)


実はこれが一番大事だったりします


すでにあなたはそんなコーチを持っているなら最高に幸せなことです


少なくてもそのコーチにはあなたより膨大な知識と経験があることでしょう


投げ方は特に十人十色です


野茂のようなトルネード投法や高津の下手投げ(古いな)など


個人の自由です


ただ必要な事が一つあります


投げるという動作は主に重力に対する


身体の上下と回転の動作の結合によって起こります


いかにこの動作を連動させて起こすか


小さな力で大きなパワーを生むことが出来るか


が大きなトピックです


これは身体と地球の関係によって起こるもので、スポーツやコーチには言及しません


しかし一番大切な事は気づきをもらった後は自分で考え、何万回も練習することです


自分の脳のあらゆる部分を使って身体をコントロールすることです



また要望があればもっと細かくQBの動きと重力またはROLFINGとの関係も書いていくつもりです


やっぱりアメフトとロルフィングの話になると少し興奮しますね



2013/06/10

Tonus

こんばんわ


今UNIT2のプレゼンの準備中です


伝えたいもの、はもうあるのですが


それをどれだけ心に響くようにプレゼン出来るか?


英語ということもあり、聴講者の内側から感情が湧き上がるようなstoryを


自分が作り上げるという大きな課題に試行錯誤の日々です


これからも英語というものに長らく付き合って行くことになると思いますが


この作業すごく苦手です


自分がプレゼンを聞いていて心動かされる時はいつか考えました


「関心の中で不確かな要素がある事実に対して、一見違う場所にあるそれぞれの



ピースが、その言葉を聞いていると美しく連動しはじめ


まるで糸を解くようにシンプルに繋がりを連想出来たとき」です


この既に知っていることが繋がって行く快感は誰もが経験済みでは


ないでしょうか


そしてだいたい文章が出来上がると、発音の気を付ける場所を書き込んで


練習します。thとかsとかsh,chとかar, erとかあげだしたらキリがないですが


やはり発音を意識をして話すことは伝える上でかなり重要です


発音が悪いので聞き取れないというのも自覚がありますが・・・


話変わりますが、こっちに来て俵万智さんの本とたまたま出会いました


言葉の持つリズム、5・7・5のリズム面白かったです


あ~とにかく今週は睡眠を削らないように走り抜けたい


ではまた結果報告いたします、おやすみなさい

2013/06/05

漁師

こんばんわ


今日はクラスメイトのALEXと授業の後に日本料理のお店に行った


バリのウブドには日本料理店もポツポツとあり、リーズナブルで美味しい


クラスメイトは8人


皆それぞれにROLFINGというものと対話している


その環境はとても恵まれていて、同じ専門的な知識を勉強する仲間というのは


自然と同じような過去であったり、何かしら共通点があるものである


そのクラスメイトの姿に自分自信の部分が重なることもある


一人で抱えていた事を皆にシェアする事で生まれる開放感や強さ


自分では見えない部分を照らしてくれる誰かの助けを借りる事は時にとても救われる


今日はALEXがクラスの終わりに、「少しシェアしたいことがある」と話始めた


過去のトラウマについて、トラウマというと何かすごいネガティブで、嫌なものという


イメージが特に日本ではあるような気がする


その範囲はとても広く、一声に表現できないが、彼女は明るかった


彼女がシェアしてくれた時、僕は素直に感謝の気持ちを持った


同時に彼女への尊敬


その環境を作っている全てのモノへの感謝だった


人は環境に大きく左右される、左右されるというか共存している


その環境との距離や自分との関わりに気づている人はどれぐらいいるんだろう


僕は30になってようやく気づいた、自分と他人と環境が重なって


初めて自分という存在を明確に知覚することが


自分が思う自分と、他人から見た自分は、少し違う事が当たり前である


それは間に環境や他人の知覚が入り込むからであり


僕に必要なプロセスは自分を掘り下げると同時に、周囲との関わりを学ぶことである



とか考えながら帰りバイクで帰ってきました



明日はセッション7。



ゆっくり寝ますzzz


2013/06/02

あたりまえ

今日は日曜日、家の前の田園風景を見ています


UBUDは綺麗な昔ながらの風景が多く残る場所で、フルーツがとても美味しい


ここに来てもうひと月になりました


日本にいるときは、そんなに変化のない食事も海外に出ると変化することが多い


僕は、よりオーガニックになります 


ちいさい頃から果物と野菜を食べない子供でした


学校の給食とか最後まで残って食べていました


いつから野菜を食べだしたのか覚えてないけど、環境が食を変化させることは


身をもって感じています。環境は食だけでなく、知覚、感情、状況の捉え方まで


多くの現地人や外国人、違う文化に触れるといいとかよく言いますが


なにが人の中で変わるのか、この知覚、感情、状況の捉え方が最も変化します


我々の自己とそれ以外の境界線は皮膚です。自分の皮膚のセンサーを通して


外世界を認識しています。日本では肌で感じる、とありますがまさにこれです



これらが変化するという事は自分周辺の環境に対する接し方に変化が起きます


だから久しぶりに日本へ帰ると、なんか変わったねとか不思議ちゃんになったとか


言われます。


もちろん自分でもこのあたりのことを少し理解しているので、素直に捉えれますが


例えば、自分の正面から一人の人が歩いてきたとします


あなたはその人の印象を何で感じるでしょうか?どの当たりまで近づいてきた時点で


どんな感情を持つでしょうか?


これはここでなんとなく○○な感じがするといった感じが必ずあります


ず~っとなかったらそのままキスしてしまいますから・・・


その距離はあなたと、正面の人と、それ以外の環境


が与えるものであり、自分の身体に注意を向けると必ず反応があります


その感覚を統合しているのは脳だけではなく、反射や皮膚感覚、内側から生まれる


感情も統合されて人間は自分の境界線を持っています


ROLFINGでは知覚という事が頻繁に取り上げられます


知覚に目を向けるためには脳の働きを制御する必要があります


脳で考えると多くの事が抑制されて、それは鈍ってしまいます


つまり、自分の感覚を大事にしようということです


自分の感覚を信じようということです


自分と向き合うプロセスがロルフィングであるとよく言われますが


僕もこのトレーニングを通して自分と他人、環境との関係をもっと考えて行きたいと


思います


今日は晴れますように・・・洗濯したい